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よく家に出入りしていた、父よりずっと若い職人仲間が、 子供が生まれたときにわたしと同じ名を付けた。 よほどわたしの名が気に入ったのだろう、 漢字はちがうけれど、同じ読み。 その子が小さいときに、一度だけ会ったことがある。 不思議なもので、 その子はずっと、わたしの中で小さな妹だった。 会ったときの幼い顔を 今もはっきりと思い出せる。 その子が、お嫁さんになった。 父が結婚式に招かれ、 帰りに祝卓の花をすこし貰ってきた。 ・・お嫁さん。 『結婚した』、、、というよりも、『お嫁さんになった』、、、と言い表わしたい。 どんなに大きくなっただろうか。 いいひとに逢えたのだろうか。 そして、そのひとは大切にしてくれるだろうか。 幸せであるように。ずっと。ずっと。
by NOONE-sei
| 2006-02-27 22:17
| p-q-r-s
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