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私は、パニック障害という持病があります。 26歳の頃から、発病して、もう、かれこれ、10年ぐらいになります。 23歳で結婚して、その年の冬に流産しました。 子供に原因があったので、お医者様からは、「また、妊娠できますよ」と言われたのを思い出します。 それから、約3年程して、私は、パニック障害になりました。 一番子供の欲しかった時期に、薬を飲まなければならず、子供を作りたくても、家から、あまり出られず、ふらつきもあり、薬の副作用で、眠気が常にあり、そんな苦しい時期に、出産という事は、不可能でした。 歩いて、5分のところに、独りで行けなかったのですから。 何年か後、私の妹が結婚をしました。 彼女も実は、パニック障害でした。 しかし、治りかけだった妹は、姪っ子がお腹に出来たと分かった時点で、断薬をしました。 つわりと、断薬の副作用で、ふらつきなどに耐えながらの十月十日を終えて、大きな3700gの姪っ子を産んでくれました。 そのときの嬉しさは、忘れません。 そして、その後、甥っ子を妊娠したとき、妹は、姪っ子の妊娠よりも、つわりも軽く、楽そうでしたが、その後8ヶ月ぐらいから、極度の腰の痛みで、立てなくなりました。 姪っ子が大きかったためか、出産後、骨盤をすぐに、締めなかったために、骨盤が甥っ子の重さに耐えられなくなったからだそうです。 ものすごい、激痛に実家のベッドから、起きられず、おむつまで、してました。 そして、激痛のあまり、痛みに耐え、大きなお腹を抱えながらの、簡易トイレで用を足す妹に、涙がこぼれそうになりました。 しかし、かかりつけの個人の病院は、入院すらさせてくれず、最後は、私が、大きな総合病院に、入院させた方がいいと思い、妹は、生まれる2ヶ月ぐらいまで、おむつをしたままの寝たきりのベッド生活をして、助産婦さんに助けられて、元気な甥っ子を産みました。 甥っ子が、母親を助けたのか、お医者様からは、「明日生まれなければ、帝王切開をします」といわれてましたが、その夜に、陣痛が起き、甥っ子は、自然分娩で、この世に生まれてくれました。 私には、子供はいません。 パニック障害になって、薬を絶つことも出来ず、子供も産むことの出来ない私に、妹は、大きな大きなプレゼントをくれました。 そして、去年、辛く悲しい離婚を経験した私にとって、姪っ子と甥っ子の存在は、心の拠り所であり、癒される存在です。 おばちゃんとは、言わせませんが・・・・。 ほんとに、可愛いです。 生まれてきてくれてありがとうと言いたい。 貴方達が生まれてきてくれて、こんなに嬉しいことは、ありません。 妹、そして、妹の旦那様(義弟)に、感謝します。 今は、やんちゃ盛りの三歳と一歳になった宝物は、元気にすくすくと育ってくれてます。 伯母バカと言われてもいい。 「可愛いね」って誰かに、言われたら、決して、謙遜することなく、「可愛いでしょ~?そうなんですよぉ~」と、妹と二人で、言い続けますからね。 それから、高齢出産の域に入ったおばちゃんも、恋に仕事に、頑張るからね。 そして、成人したら、一緒にお酒を飲みましょう。 後姿を見ながら、そんな風に思った日でした。
by candycat22
| 2006-02-17 11:04
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